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Interview弁護士法人キャストで活躍する弁護士

ここでビジネスセンスを生かし、
そして真摯に磨き続けたことで、
海外で活躍する夢が最速で叶った

外山 香織(61期)
Kaori Toyama

弁護士法人キャスト パートナー
キャストコンサルティング(ミャンマー)有限会社 代表

PROFILE

外山 香織

現在の仕事について

ミャンマーを拠点にした活動と、業務割合は?

キャストコンサルティング(ミャンマー)有限会社の代表として、ミャンマーへの進出を考えている企業や進出済み企業のサポートを担当するとともに、弁護士法人キャストの海外案件業務にも従事しています。

私がパートナーとなったのは2017年11月で、ミャンマー案件は入所した2013年から関わっていますが、売り上げという観点からいえば、東京の弁護士法人の案件での売り上げがまだ大きな割合を占めています。ミャンマー案件については、事務所の運営等の事務処理やミャンマー人スタッフの指導と案件対応の両方を、基本的に一人で対応しているので、それに割く時間は決して少なくありませんが、売り上げという側面ではまだまだこれからの状況です。

ミャンマー案件だけで十分な売り上げを上げられるようになるのが目標ではありますが、ミャンマーは経済発展も法整備も正に“発展途上”なので、法律以外の部分で物事が動く場面も多く、純粋な“弁護士”としての刺激を受ける場面は事務所の海外案件のほうが大きいかもしれません。ですから、事務所案件を一定数こなすことによって、違う種類の仕事のやりがいや刺激を受けることができ、上手くバランスが取れているのかもしれません。

ミャンマーでの仕事を教えてください。

ミャンマーは2011年に軍政から民政への移管が実現し、それ以降日系企業を含む多くの外国企業の進出が進みました。キャストグループがミャンマーにコンサルティング拠点を置いたのは2012年。当時は日本語に精通したミャンマー人に代表を任せていましたが、2018年初頭に私が正式に代表となりました。その際に自ら出資もし、運営全般を任せてもらっています。ミャンマー案件のクライアントは日系企業が中心ですが、入居しているサービス・オフィスからの紹介等で日系以外のお客様からご依頼いただくこともあります。キャストコンサルティング(ミャンマー)に所属する日本人は私一人で、他にミャンマー人の女性スタッフ3名という小さな所帯です。案件については、案件ごとに外部の専門家と協働して処理しています。

ミャンマーでは、すべての業務分野を網羅するのではなく、何か一つ優位性が持てて、かつ需要がなくならない分野で強みを持ちたいと考え、特に労務関係について、法律に必ずしも書かれていないけれども、事務所の運営を通じて自分自身が疑問に思ったことやお客様からいただいた問い合わせ等をいろいろ調べたりしていました。その調べた情報に基づき、労務関係のセミナーを開催したりもしています。その結果かわかりませんが、お客様からお問い合わせをいただく事項も労務関係が多く、それによって多くのノウハウもたまってきているように思います。お客様がミャンマーにおける事業所運営で日常的に遭遇する問題であれば、過去の経験を踏まえてある程度即答できる部分も増えてきているので、その点も重宝されているのではないかと感じています。

また、「ミャンマーで会社を設立して銀行口座を開かなければならないが、手続きがよくわからない」といった、必ずしも法律と直接関わらない事項に関するご相談もよくあります。そうした時に私たちは、銀行まで同行し、口座を開くお手伝いまでして差し上げる。普通、そのような業務まで対応する法律事務所はあまりないと思いますが、私たちはコンサルティング会社ですし、実際にお客様が困っている以上、できる限りの対応はしたいと思っています。もちろん、できないことはお断りします。そんな小さなお手伝いがきっかけとなって、その後、就業規則の作成といった労務問題に限らない法律に関するご相談一般を受ける等、お付き合いが続くケースも少なくありません。様々な困り事の解決に向けてフォローすることが、お客様との信頼関係の土台になっていると思います。

ミャンマーでは、そんなきめ細やかで丁寧なフォローが次の仕事につながっていますが、やはり手間と時間がかかります。運営者の立場としては、今後はそうした、「必ずしも法律事務所の業務ではないけれども、お客様にとっては大切な業務サポート」をパッケージ化し、弁護士である私が常時関与しなくても、ローカル・スタッフだけで回していけるような体制を作っていかなければと考えています。

キャスト代表の村尾龍雄からは常々、バングラデシュやスリランカなどの周辺国へも活動の場を広げていくことを強く勧められており、半ば真顔で「南アジアの女王になれ」と言われています(笑)。まず、行動を起こさないことには何も始まらないので、今年は周辺国で協力関係となれる弁護士、会計士などの専門家とのネットワークの開拓が当面の目標です。

自身について

商社社員からなぜ弁護士に?

私は子供のころから英語が好きで、大学では英米文学を専攻し、卒業後は総合商社に就職、包装資材の輸出入・三国間貿易業務に従事していました。6年余り勤務した後、ビジネス系の通訳者になることを目標に語学をブラッシュアップしたいと思い、イギリスに留学しました。質の高い通訳をするためには中身を知らなければならないと思い、ビジネス全般を学ぶにはMBAがよいと父に勧められ、イギリス中部にあるUniversity of Warwick(Warwick Business School)でMBAも取得しました。しかし留学中、「確かにビジネスは学べているが、何か一本軸のようなものが自分には足りないのではないか」と考えるように……。イギリス留学を終えて日本に帰国し、最初はすぐ就職するつもりでしたが、ちょうどその頃、日本に法科大学院ができることを知ったんですね。また、イギリスの寮生活でLL.M.に通っている外国人弁護士と知り合い、いろいろと話を聞いていたこともあり、「弁護士を目指してみよう」と考えるようになりました。そして初年度に、一橋大学の法科大学院の未修者コースに入学し、新司法試験を受験、合格して弁護士になりました。

一般企業に数年勤めた後に海外留学、帰国後に法科大学院へ入学して弁護士に――というルートは、ちょっと変わった経歴の部類に入ると思います。そのせいか、私はあまり「弁護士かくあるべし」という感覚がないというか、薄いのではないかと思っています。だから今の仕事でも、「弁護士だからこれはすべきではない」と考えることもなく、例えば銀行口座の開設手続きのお手伝いなども特段抵抗なく行えるのだと思います。お客様が困っているならお手伝いしてあげたほうがお客様も自分も心地いいし、双方のビジネス発展のために有益というのが、私の考え。また事業会社での勤務経験があるので、企業の論理、慣習――つまりお客様が今どうしてほしいかは、自身の経験からも理解でき、想像できます。それも、この仕事をしていくうえでの、私の強みであると考えています。

実はキャストに入所するにあたり、代表の村尾より「香港で自分の秘書をやってくれ」と言われていました。そのため、最初の1年間ほどは、弁護士として案件に関わるほかに、村尾の他の秘書とともに、秘書的な業務もやっていました(笑)。普通はそんなことを言われたら断る弁護士もいると思いますが、そこは“昔取った杵柄”で、特段の抵抗感もありませんでした。秘書業務はそつなくこなせたと思いますし、多分今でも十分対応できると思います(笑)。秘書として特に多忙な人をサポートするにあたっては、その人のスケジュールや状況、どのタイミングでどのような提案をすればよいか等を先回りして考えることが必要ですが、これは弁護士として案件を処理する時にも重要なスキルの一つではないかと思います。村尾の秘書的業務を担当したことは、今振り返れば弁護士としてのいい訓練になったと思います。「弁護士かくあるべし」という妙な矜持にこだわっていたら仕事の範囲を自分自身で狭めてしまっていたでしょうし、今の私もなかったでしょう。

「キャストで働く」について

どんなタイプの弁護士がフィットしますか?

キャストは「自分の意志をきちんと示し、固定観念にとらわれずに飛び込んでいけば、必ずチャンスが手にできる場」だと思います。キャストという土壌・ネットワークを活用しながら独立独歩で仕事をする弁護士もいれば、キャストの案件と自分の案件を両立させて自立することを目指す、私のような選択をする弁護士もいます。いずれにせよ、自分の意志で独立・自立の仕方を選べるのが、この事務所の最大の魅力ではないでしょうか。

ただ、そのためには先に述べたように「自分はどうしたいか」を明言し、フットワークよく動くことも大事。それができれば、キャストには多くの助言者、協力者がいるので、その力を借りて、目標をスピーディに実現していける。“一国一城の主”といっても、誰にも相談できないというのはしんどいものです。キャストという組織が抱えている人的資産を上手に活用しながら、かつ自分もメンバーの役に立ちながら、物事を達成していくことの面白さがここにはあると思います。私のように国内だけでなく、海外でも活躍してみたいという方には、そのチャンスも十分にあります。ちょっと“規格外”の、面白い経歴の弁護士仲間が、キャストに増えていくことを楽しみにしています。

応募の前にキャストからのメッセージを必ずご一読ください

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